Works

Branding

株式会社 御所飴本舗

一期一会一粒

「御所飴本舗」ブランディング

Concept

京都三条河原町にある大正元年創業の老舗の飴屋「御所飴本舗」のブランディングです。伝統や文化のあるブランドを無闇に新しくすることは決して良くありません。まずは、残すものと新しくするものをしっかりと見極め、長く使われてきた「御所飴本舗」のロゴタイプの検討に着手しました。ロゴタイプは、オリジナル版が見当たらず、複製を繰り返すことで文字が部分的に朽ちていました。まずは、その修復を丁寧にすることでブランドの品質を保つことから始めました。次に取り組んだのが「飴」の漢字に長寿を表す「鶴」と「亀」を描き、創業当時からすでに存在していたかのようなクラシックなシンボルを新しく制作しました。「鶴」と「亀」の発想は、七五三の祝いで使用される千歳飴に込められた「子どもに細く長く、粘り強く生き、健康で長生きしてほしい」と願う気持ちを企業理念と重ねたものです。また、長年の職人技が生み出す匠シリーズを幸運を引き寄せ邪気を払うとされる「龍と水晶」をモチーフに制作しました。ファサードの銅の扉には「飴」の一文字を施し、業態が一目でわかるデザインになっています。これらのデザインの背景には「一期一会一粒」というコンセプトのもと、老舗飴屋の歴史や文化を重んじながら、未来へと継承していく「不易流行」の思想が底流にあります。

Credits

2022年

Art direction:
Ken Miki

Graphic Design:
Ken Miki, Yoko Inuyama,
Saya Fukui, Fuu Arakawa

Space Design:
TDO+moonbalance

Photo:
Keishiro Yamada(YFT)