Works

Graphic

生命の進化をつなぐ

チャールズ・ダーウィン 生誕200年プロジェクト

Concept

チャールズ・ダーウィン生誕200年を迎えた2008年、自然科学への関心があらためて高まっていました。進化論で知られるダーウィンは、『種の起源』において、自然選択や生存競争といった要因を通じて、生物は環境に適応しながら分岐し、多様な姿へと変化してきたと説いています。生物は決して不変の存在ではなく、長い時間の中で少しずつ姿を変えながら、現在へとつながってきたものなのです。過酷な自然環境の中で淘汰され、選び取られてきたかたち。そう考えると、進化の軌跡は、自然が生み出した「生命のデザイン」とも言えるかもしれません。ここに紹介する葉書サイズのカードとポスターは、ダーウィンの進化論をテーマに制作した作品です。ダーウィンが研究対象とした生物たちを、一筆書きのような抑揚のある一本の線で描き、生命の連なりを可視化しました。カードは、ダーウィンが世界を巡った測量船ビーグル号を含め、12枚でひとつのセットとして構成されています。もし地球の環境条件が、ほんの少しでも異なっていたなら、生物は私たちの知らない、まったく別の進化の道をたどっていたかもしれません。カードを自由に並べ替えながら、想像の中で独自の進化のプロセスを描いてみてください。線と線がつながるたびに、思いがけない物語が立ち上がってきます。もしかすると、あなたの遺伝子を受け継ぐ未知の生命が、遠い未来のどこかで進化を遂げているかもしれません。その頃、地球は、どのような姿で存在しているのでしょうか。

Credits

2008年

Art direction:
Ken Miki

Graphic Design:
Ken Miki & Associates