このキットは、紙の商社平和紙業株式会社の「小さな紙の博物館」として設計しました。いわゆる印刷用紙に対して、風合いや、色、柄を添えて表情豊かな紙に仕上げた印刷用紙をファンシーペーパーやファインペーパーと呼びます。平和紙業は、自社オリジナルの紙も開発しており、環境に配慮した紙や、機能性のある紙など、多様な目的に寄り添った紙の提案をしています。基本B to Bがビジネスの中心ですが、B to Cにも力を入れています。このキットは、紙に関する情報を「色・柄・風合いの3つの魅力」と「環境に配慮した紙の成り立ち」と「紙と印刷効果」の3つのテーマで構成しています。紙の素材特徴を立体的なダイアグラムで表現する試みや、さまざまな印刷と加工により紙に表情を与える実験や、実際に紙に触れ「ザラザラ」「サラサラ」「フワフワ」といった触覚を感じ取ってもらうなど、多彩な内容で紙の魅力を醸し出すツールとして仕上げています。いつでもどこでも、簡易に移動ができ、自由な展示構成ができるこのキットは「どこでも紙のミュージアム」として全国を駆け回りました。時には、デザイナーの卵の学生に紙の魅力を伝えたり、地方の印刷関係のビジネスショーに展示したりと幅広く使用されることで、文化とビジネスに貢献する平和紙業の顔として使用されました。