Works

Exhibition

富山県美術館

ほんきであそぶとせかいはかわる

富山県美術館「森村泰昌のあそぶ美術史」

Concept

富山県美術館で開催されたこの展覧会は、美術家の森村泰昌さんをゲストキュレーターに迎え、美術館のパーマネントコレクションを大胆に構成したものです。森村芸術の特徴は、名画の登場人物や映画女優、歴史的人物などに自らが扮するセルフポートレートを通し、コンセプトである『モノの見方や捉え方といった価値の変換や、ある種の美術批評』を展開するものです。この展覧会は、通常の時系列の配置や技法などで区分する一般的なコレクション展とは一線を画すものです。展覧会場の導線に沿って進んでいくと、絵画の裏面が展示されており観客は驚嘆します。前に回り込んでやっと作品に出会えるというユニークな展示です。例えば、美術家フォンタナのキャンバスを切り裂いた作品の裏面など、通常では目にすることのできない展示に楽しい発見や作者の思考プロセスが垣間見れる展覧会になっています。展示内容は、遊び心のある6つの章で構成されており、『ほんきであそぶとせかいがかわる』というタイトルにあるように観覧者は、それぞれの作品の奥に潜む物語を想像することになります。森村泰昌の「ほんきであそぶ」姿にチャーミングな少年のような目の輝きが印象的なプロジェクトになりました。

Credits

2020年03月07日(土)~05月10日(日)

Artist:
Yasumasa Morimura

Curation:
Kiriko Watanabe

Art direction:
Ken Miki

Graphic Design:
Ken Miki, Yoko Inuyama,
Achika Uchino, Takeshi Sato

Space Design:
Naohiko Hino

Photo:
Kenji Morita