2002年9月、箱根・仙石原に開館したポーラ美術館は、「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに、多岐にわたるコレクションを収蔵しています。その総数は約1万点にのぼり、特に西洋絵画のコレクションは、19世紀フランス印象派からポスト印象派、そして20世紀絵画に至るまで、国内でも屈指の規模と質を誇ります。本展「印象派からエコール・ド・パリ」では、ポーラ美術館の収蔵作品から、モネやルノワールの印象派、セザンヌやゴッホのポスト印象派、マティスやピカソなど20世紀を代表する画家、さらにユトリロやシャガールといったエコール・ド・パリの作家による74点の絵画と、12件の化粧道具を精選して紹介します。展覧会告知のデザインは、作品そのものの力を損なわず、観る人の心に直接届くように制作することを心がけました。柔らかな光や筆致、色彩の個性を尊重しながら、絵画の魅力が一目で理解できるよう、配置・余白・フォント・色彩を丁寧に設計しました。作品とテキストの関係を最小限に抑えることで、絵画の印象そのものを体験として感じてもらえる構成を実現しています。絵画の魅力を真っ直ぐに届けること──それが今回の告知デザインの基本的な考え方です。