Academic

Editorial

大阪芸術大学

アンチテーゼした教科書に10年後載ることに

APPLEの書籍化

Concept

大阪芸術大学デザイン学科で展開する基礎実習『APPLE』の授業が、2013年12月ラースミューラー出版(スイス)から出版されることになりました。大学の教員になった時に「りんご」一つを題材に15週のデザイン基礎を学ぶ教育メソッドを組み立てました。「考え方の考え方」、「作り方の作り方」、「伝え方の伝え方」、「学び方の学び方」といったデザインの根源になっていくものに注目して、デザインを学ぶ授業です。この教育メソッドを大阪市中央公会堂で開催されたOSAKA DESIGN FORUMで講演したところ非常に話題になり、企業セミナーや他大学から教員の授業の質を向上の一環としての講演依頼などが殺到しました。そんな中、世界デザイン連盟(AGI)の世界中のデザイナーが集まる場での講演依頼が舞い込んできました。その講演で「APPLE」を語ったところ、スイスの出版社、ラースミューラ社から英語版の出版依頼がありました。その後、この教育メソッドが展覧会となり、中国語版、日本語版、韓国語版と4ヶ国語で出版されることになりました。それぞれの本は、出版時期により進行中のプロジェクトが追加され、後になるほどに内容が充実しています。元のきっかけは、「デザインを教える教科書がない。ないなら自分で作ってしまえ」という美術の教科書をアンチテーゼすることでした。この教育メソッド発表後、10年が経過した頃、高校美術の教科書から依頼があり、デザイン部門の巻頭をAPPLEが飾ることになりました。

Credits

APPLE+
Learning to Design, Designing to Learn

2014年に英語版を
スイス[Lars Müller Publishers]より出版
ISBN 978-3-03778-386-3

2017年10月に中国語版を
[上海人民美術出版社]より出版
ISBN 978-7-5586-0542-0

2017年12月に日本語版を
[CCC Media House]より出版
ISBN 978-4-484-17234-7

2018年11月に韓国語版を
[Design SOHO]より出版
ISBN 978-89-92681-26-1

Art direction:
Ken Miki

Graphic Design:
Ken Miki, Yoko Inuyama,
Ken Miki & Associates