Academic
Product
CREATION GALLERY G8
ウサギとカメ
チャリティー企画「HEY! SHOES」
Concept
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンによるチャリティー企画「HEY! SHOES 160人のクリエイターによる履くアート」は、2010年11月に開催されました。1990年のスタート以来、毎年恒例の行事として、デザインと社会貢献の接点を象徴する場となっています。展覧会の収益はユニセフを通じて世界の子どもたちに届けられます。今回の企画では、160人のクリエイターがスニーカーをキャンバスに、歩くことや走ることという行為そのものに意味を与えるデザインを競いました。私のデザイン「ウサギとカメ」は、童話の競争をモチーフに、時間と速度、持続と忍耐、偶然と必然を象徴しています。履く人の動きによって物語がリアルタイムで再生され、歩くたびに表情を変える作品です。このデザインは、履く人だけでなく観る者にも問いを投げかけます。「速さとは何か」「歩むとは何か」「物語を生きるとはどういうことか」。さらに、チャリティーという社会的文脈が、個人の行為や物語を他者や世界との接点へと広げます。歩くこと、走ることという身体的体験が、思考、物語、社会的意義と結びつく瞬間―それが「HEY! SHOES」と「ウサギとカメ」の存在意義です。履く者の足跡と共に物語が刻まれ、展覧会の場を離れても、思考と感覚の連鎖を生む「動くアート」としてスニーカーは存在します。
Credits
2010年
Art direction:
Ken Miki
Graphic Design:
Ken Miki & Associates