KenMiki & Associates

STAY HOME 02

医療と経済のバランスを見つめつつ緊急事態宣言が徐々に解除されはじめた。新型コロナウイルス感染症との向き合い方が今後のテーマとなってくる。次なる秋冬の第二波を心配する専門家たちの声に僕たちも次なるSTAY HOMEへの意識を持たねばならない。世界を震撼させ続けているこの様な状況下で政治家の洞察力や行動力がこれほど問われたことはない。また、その活動の指針を一つのヴィジョンとして見える化する『話すデザイン』がいかに人々の不安を拭うかをあらためて知った。また、着眼大局、着手小局を視野に入れながら多様な専門家の意見に耳を傾ける観察力と想像力の借脳とも言える『聞くデザイン』の重要性も浮かび上がった。起点を見つめる力と、機転を利かすフットワーク。この二つの『起点と機転』が判断力のポイントとなる。今回のSTAY HOME は、揺れ動く社会の中でクリエイティブがいかに生成され動き始めるか、コンセプトという『起点』と、発想をジャンプさせる『機転』を僕のデザインの発想法『話すデザイン Design as we talk』を通して考えてみたいと思う。プロセスの見える化について政治はもっと積極的でなければならない。
三木 健

STAY HOME Ken Miki 02_Design as we talk