KenMiki & Associates

白くまツリー

『 ユニセフ祈りのツリーproject』に参加しています。
震災後、はじめて迎えるクリスマスに「もう一度、被災地の子どもたちのことを思うきっかけをつくろう」という呼びかけにデザイナーや学生など2,000人以上の人が参加。クリスマスツリーのオーナメントをデザインして被災した子どもたちに少しでも喜んでもらったり、ビックツリーにして多くの人にこの悲惨な震災を忘れないでもらおうという運動です。参加者が、同じデザインのオーナメントを三つ制作して、一つは東京の有楽町で『祈りのビックツリー』を作る。もう一つは、被災地の幼稚園や保育園などに届けて子どもたちに楽しんでもらう。そして、残りの一つをチャリティー販売するという計画。些細なことだけどデザインを通して少しでも社会に役立てばと考え参加することに。僕とスタッフが一緒に作ったのが、柔らかなファーの『白くまツリー』。ふわふわの布で触れるとあったか…。この『白くまツリー』をGIFアニメで動かして、この場で勇気・元気・根気を届ける 三つの気(=木)の3Treesダンスをご披露。みんなのデザインしたオーナメントが集まって、被災地への大きな祈りになるといいな〜。そして、子どもたちが心の底から微笑む日がはやくやって来ますように…。

http://inoritree.com/







日いずる国

2つのチャリティ企画に参加しています。いずれも、3月11日の東日本大震災の復興への願いを込めて企画されたものです。1つ目は、クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンによる企画で、被災地4県の染め物業を営む職人さん達と共に、伝統的な「印染(しるしぞめ)」で作るトートバッグのプロジェクトです。「印染」とは、大漁旗や袢天(はんてん)など、文字や図案をオーダーメイドによって、ひとつひとつ仕上げる染物。被災した岩手・宮城・福島・茨城4県の日本有数の漁港では、これまで海の安全と豊漁を祈願して大漁旗が色鮮やかにはためいていました。しかし、今回の大震災により大きなダメージを受けてしまいました。そこで、地元の産業を応援すると共に、トートバックの販売収益の全てを被災地へ義援金として寄付する展覧会のプロジェクトが立ち上がりました。2つ目は、僕が所属している日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)のグラフィックデザイナー586名が参加するハンカチのチャリティ展覧会です。この企画は、来場者が1枚購入するごとにハンカチが1枚、被災地の子供たちに届く仕組み。デザインで世界を少しやさしくする発想です。この2つのチャリティ企画で僕がイメージしたのは、トートバックとハンカチを一つの物語で繋ぐアイデア。みなさん、下にあるトートバックの正方形と三角形を組み合わせた『図』、なんだかわかりますか?『日本』という漢字が『地』の部分に潜んでいるでしょ。『地と図』の関係を利用したデザイン。見方によれば柔道などの『一本』とも読めます。「一本、日本」「がんばれ日本」というエールを込めたデザイン。内側のポケットには『赤い日の丸』。そして、そのポケットの中に『微笑むJAPAN』のハンカチが入っている。「世界が微笑む日本になろう!」という想いを込めて…。『日いずる国』日本がはやく健康な笑顔になりますように…。



CREATION Project 2011東日本の職人と180人のクリエイターがつくる印染トートバッグ展
2011年11月24日(木)~ 12月22日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料
http://rcc.recruit.co.jp/co/exhibition/co_nen_201111/co_nen_201111.html

JAGDA東北復興支援チャリティ やさしいハンカチ展
http://www.jagda.org/information/jagda/1165