KenMiki & Associates

ダーウィン

ダーウィンの生誕200年で自然科学に注目が集まっています。みなさんご存知の進化論。ダーウィンは『種の起源』という著書の中で、自然選択・生存競争・適者生存などの複数の要因により「常に環境に適応するように種が分岐し、多様な種が生じる」と説明しています。つまるところ、生物は不変のものではなく長期間をかけて次第に進化しており、その変化の中で生まれてきたものであると説いています。いわば、さまざまな生物の進化は、過酷な自然の中で淘汰された「生命のデザイン」と見てとれるように思います。さて、ここに紹介する葉書サイズのカードとポスターは、ダーウィンの進化論をテーマに僕がデザインした最新作。ダーウィンの研究対象になった生物を中心に一本の抑揚のあるラインで仕上げたものです。カードは、ダーウィンが世界を旅した測量船ビーグル号を加えて 12枚で一組。もしも、地球に関する何らかの要因が少しでも変わっていたら、生物は私たちが出会ったことのない神秘な進化のプロセスをたどっていたかも知れません。あなたの想像力を膨らませてこのカードを自由に並べ替えてみて下さい。独自の進化のプロセスを想像すると、思わぬ物語へと広がっていきます。あなたの遺伝子を持った未知な生命が、遠い将来どこかで進化を果たしているかもしれません。
おっと、その頃、地球は存在しているのでしょうか。